おもてなしってどういうこと?
お盆などお客様をお出迎えするシーンは多いと思います。
日本の言葉に「おもてなし」とありますが、
「もてなす」の語源は、「モノを持って成し遂げる」からきていて、お客様へ応対する扱い、待遇のことを指します。
「お客様への対応」だけでなく、「人や物事に対する振る舞い、取り計らい」も含んでいます。
目に見える物だけでなく、目に見えない気配りや心配りも大切なんですね。
お茶を淹れて、出すだけでも、とても心のこもったおもてなしが出来るのです。
お客様にお茶をお出しするときの基本的なお茶の出し方について、ご紹介します。
お茶のマナー
お客様が来られて、マナーとしては、客間に通したのち、お茶は別室で淹れて、お盆に載せて運びます。
住宅事情もあるので、客間での会話とともに、お茶を淹れるという方法もあります。
来られた方にリラックス、心地よくなっていただくのがおもてなしですので、
あまり堅苦しくする必要はありません。
お茶の出し方
(1)茶托の選び方
茶托は茶碗との調和を考えて、玉露用などの小さく軽い茶碗には重量感のある錫製、薄手の磁器には漆塗り、陶器には木地などを合わせます。
木目は横向きにして、粗いほうが手前になります。
(2)お茶の出し方
茶碗に絵柄がある場合には絵柄のあるほうをお客様の正面に向けて出します。
お茶とお菓子を出す場合は、お客様の右手前にお茶、左手前にお菓子となるように出します。先に出した物の上を別のものが通過する「袖越し」にならないように注意しましょう。
また、来客時には、自分の分だけ普段用の茶碗ということはせずに、お客様と一緒のものを使用するのがよいでしょう。
お茶の飲み方
お茶の飲み方は、茶碗を一方の手にのせ、片方の手を軽く添えるように両方の手を使うと、見た目もきれいです。
招かれた側であれば、冷めないうちにいただくことも、もてなしてくださる方へのマナーです。
玉露の美味しい淹れ方
1・人数分の茶碗にお湯を7分目(約20mg)ほど入れてさまします。
(上茶で50°C、並で60°C) 茶碗は玉露用の小さめのものを使用してください。
2・お茶の葉を急須に入れます。3人で10gを目安とします。
3・さましたお湯を急須につぎ、2分位お茶が浸出するのを待ちます。
4・分量は均等に、最後の一滴までお茶は絞りきりましょう。
日本の心 おもてなし そのひと時に 八女茶をぜひ淹れてください。