「新茶」とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことです。
新茶は、渋みや苦みが少なく、逆に旨みが多いため、若葉のようなさわやかな香りがあります。さわやかな香りとほどよい渋みを楽しみたい場合には、やや熱めの湯でさっと抽出するとよいでしょう。逆に、湯を70度くらいまで冷ましてからじっくりと抽出すると、旨みの多い味わいになります。
新茶に含まれる成分は、二番茶・三番茶以降とは少し異なります。
成分の変化としては、「甘み・旨み」を出す「テアニン」が多くなり、「渋み・苦み」を出すカテキンが少なくなります。
カテキンは酸化のスピードが速いのが特徴です。緑茶は、ほとんど酸化することがありません。烏龍茶や紅茶では、酸化酵素の作用で酸化重合物(いわゆる合体カテキンで、テアフラビン類・テアルビジン類が該当)が作られます。すると、本来は水溶液中では無色のカテキンが、オレンジから赤色となります。烏龍茶や紅茶が赤っぽい色をしているのは、このためです。
お茶の品種や、栽培条件などによって成分の含有量が違う
茶葉に含まれるカテキンは、およそ15%前後です。この含有量は、品種や、栽培条件、摘採時期によって変わってきます。一般に緑茶に適する中国種よりも、紅茶に適するアッサム種の方が、カテキン含有量は高くなります。また日照量が多いほど、カテキンの合成が進むので、春に摘む一番茶よりも夏に摘む二番茶や三番茶の方がカテキン(タンニン)の含有量は高くなります。逆に、被覆栽培することにより、カテキンの生成は抑えられます。また、葉が成熟するにつれ、カテキン含有量は低くなり、初期に摘んだ葉の方がカテキン(タンニン)含有量は高くなります。
八女の新茶 わかりやすくまとめてみました
- 新茶と一番茶は同じ意味です
- 新茶と二番茶以降の違いは摘み取りの時期
- 摘み取り時期は「4月下旬から5月下旬」でその年の一番に摘む茶葉のことです
- テアニンが多めで、カテキンが少なめの茶葉となります
- 渋み・苦みが少なく、甘み・旨みが多いお茶です
- だからとってもおいしいお茶です
一芯庵 ( いっしんあん )JAふくおか八女 茶直売所
JAふくおか八女本店の向かい側にて直売所 一芯庵 を営業しております。
ここでしか手に入らない物を多数ご用意しておりますので、是非お気軽にお越しくださいませ。