甘く芳醇な香りとまろやかでコクのある味わい。
全国の日本茶好きの視線を集める高級茶の産地・福岡県『八女』
特に玉露の生産では質量ともに現在日本一を誇っています。
全国茶品評会は連続の農林水産大臣賞を受賞しています。
霧がかかる傾斜山地に手をかけ丹念に育て上げた玉露茶園を作っています。
栽培方法として、これまた時間を惜しむことなく、昔ながらの製法にこだわり
稲わらで日の光を遮断して、20日くらいしてから新芽を摘みます。
この製法で育った茶葉は特有の甘い香りになります。
アミノ酸が豊富で絶品の茶葉に育ちます。
八女は古来よりお茶の栽培として理想的な条件が整っている地域とされ、
筑後川と矢部川両河川から運ばれた土砂(腐葉土)が交互に堆積した沖積平野からなっています。
そこで栽培されたお茶は味が濃く甘みが強く感じられるのが特徴。
夜間は冷え込む特有の内陸性気候と降水量がお茶伝統の中国蘇州の気候に近かったといわれています。
八女郡黒木町笠原に霊厳寺を建立して、茶の製法、喫茶法を伝えることにより広まりました。
八女地方土壌の豊かさや複数の河川から良質な水の恩恵を受けている土地柄です。
八女茶の歴史は1423年中国(明)で学んだ周瑞禅師が茶の種を持ち帰り、
その後長崎で外国貿易商による九州のお茶の取引が行われたことで八女茶の生産は急激に増加しました。
就寝前に冷水茶を飲むと”良く眠れる効果がある”
これはお茶の成分の3大要素
テアニン・カテキン・カフェインのうち
“水出し”でお茶を淹れると「テアニン」が豊富に抽出されます。
テアニンは旨みや甘味のもととなるものです。
そして、リラックス効果、睡眠改善効果などが報告されています。
高温で淹れると、カテキン、カフェインが多く出ますが、
水出しで淹れることで、これらの抽出が減ります。
何とも言えない、まろやかな甘みを感じるお茶になります。
【お茶の作り方…一例】
1、水出し用のポットを用意します。
2、お水750ccに対し茶葉15g程を入れて作る。
3、冷蔵庫で2~3時間程冷やす。
4、あとはその日のうちにいただく。
※翌日には持ちこされないでください。
※水出しで作られると緑色の水色が変色
しにくく、苦渋みもあまり強くなりませんので
おこさまでもおいしく召し上がっていただけます。
ぜひ、夏の暑い日、水出し緑茶をお試しください。